Windows困ったこととその対処¶
Windows 7¶
ネットワーク接続ドライブが管理者権限で起動したコマンドプロンプトでは存在しない¶
例えば、W:ドライブにネットワークファイル共有を接続します。
コマンドプロンプトを管理者権限で実行し、dir W:としても「指定されたパスが見つかりません。」とエラーになります。
原因
- 昇格した際にネットワークドライブ接続状態が共有されないというWindows 7の仕様によるもののようです。
回避策
- 管理者権限でnet useコマンドでドライブ接続する
- レジストリに共有指定
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System "EnableLinkedConnections"=dword:00000001
Windows Server 2012 R2¶
ちょっと放置しているとコンソールがロック画面になってしまう¶
スクリーンセーバーで一定時間したらロックをする設定ではないのに、一定時間操作をしないとロック画面になってしまいます。これは、電源管理の設定によります。
[コントロールパネル] > [ハードウェア] > [電源オプション] > [プラン設定の変更] > [ディスプレイの電源を切る]を[適用しない]に変更して保存
Windows 10¶
スリープしてもすぐに復帰してしまう¶
スリープを中断するイベントがハードウェア(ドライバ)から発生するようです。
回避策(効果のほどは不明)
- NICの電源管理でスリープの解除を無効にする
デバイスマネージャー > ネットワークアダプター > Realtek PCIe GBE Family Controllerのプロパティ > [電源の管理]タブ > [このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする]のチェックを外す - コントロールパネルの電源オプション > プラン設定の編集 > 詳細な電源設定の変更 > スリープ > スリープ解除タイマーの許可 の設定を、[重要なスリープ解除タイマーのみ]から[無効]に変更
Windowsの自動更新で勝手に再起動してしまう¶
Windowsの更新プログラムを自動でダウンロードし、再起動してしまうため、デスクトップで作業途中のものが失われてしまいます。
再起動については、1日のうち最長12時間で禁止時間を設定できますが、その時間外で再起動してしまいます。
この問題については、Windows更新の際に再起動を抑制する設定が可能です。
Windows 10 Homeの場合¶
registryエディタで次のキーを辿ります。
キー:\\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\WindowsUpdate\Auto Update
値の名前:AUOptions
値のデータ:1-更新しない 2-更新のチェックのみ実施 3-更新のダウンロードまで実施 4-更新後再起動実施
デフォルトは4が設定されているので、3に変更します。
OS共通・その他¶
ファイル操作¶
ファイル名が文字化けしており削除できない¶
ファイル名が文字化けしており、エクスプローラー上でもコマンドプロンプト上でも削除できないファイルがありました。
コマンドプロンプトを開き、対象ファイルの絶対パスの先頭に\\?\
を付けてdelコマンドで削除する。
C:\>del "\\?\d:\Users\torutk\Documents\・・・."
文字化けしたファイル名をキー入力では指定できないので、TABキーで補完候補を次々出して当該ファイル名が出たら実行します。
参考