MiseでJDKインストール¶
概要¶
Mise(ミーズ)は、複数のプログラミング言語の実行環境を管理するツールです。本メモは、MiseでJava開発環境 JDK をインストールし更新することを記載したものです。
Miseは、現時点ではLinuxおよびmacOSを主にサポートしており、Windowsでの利用は限定的です。
公式サイト
https://mise.jdx.dev
Miseで利用できるJavaのバージョン一覧¶
mise ls-remote java
を実行します。実行結果はかなり長いので割愛します。
対応しているディストリビューションは次です。それぞれについてバージョンが8から23まで(ディストリビューションによりバージョンの対応に差異あり)対応しています。
- adoptopenjdk-jre
- adoptopenjdk
- corretto
- graalvm
- graalvm-community
- kona
- liberica-jre-javafx
- liberica-jre
- liberica-javafx
- liberica-lite
- liberica
- microsoft
- openjdk
- oracle
- oracle-graalvm
- sapmachine-jre
- sapmachine
- semeru-jre-openj9
- semeru-openj9
- temurin-jre
- temurin
- zulu-jre-javafx
- zulu-jre
- zulu-javafx
- zulu
インストール¶
OpenJDK 22.0.1をインストールする例¶
% mise use -g java@22.0.1
mise To enable macOS integration, run the following commands:
sudo mkdir /Library/Java/JavaVirtualMachines/22.0.1.jdk
sudo ln -s /Users/torutk/.local/share/mise/installs/java/22.0.1/Contents /Library/Java/JavaVirtualMachines/22.0.1.jdk/Contents
openjdk version "22.0.1" 2024-04-16
OpenJDK Runtime Environment (build 22.0.1+8-16)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 22.0.1+8-16, mixed mode, sharing)
mise java@22.0.1 ✓ installed mise ~/.config/mise/config.toml tools: java@22.0.1
useは、使用するバージョンを指定するコマンドですが、インストールされていない場合はインストール後必要な設定がされます。
- ディストリビューション名を省略すると、OpenJDKを指定したことになります。
- ローカル(ユーザのホームディレクトリ下の.local)にインストールされます。
- PATHに、$HOME/.localの下にインストールしたパスが追加されます。
- JAVA_HOMEも上述にセットされます。