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AWSストレージ

AWSのストレージ

サービス名称 種類 利用可能範囲
EBS (Amazon Elastic Block Store) ブロックストレージ 同一AZ
EFS (Amazon Elastic File System) ファイルストレージ 同一リージョン内の複数AZ
FSx (Amazon FSx for Windows File Server)
FSx (Amazon FSx for Lustre)
S3 (Amazon Simple Storage Service) オブジェクトストレージ 複数リージョン

性能は大まかに EBS > EFS, FSx > S3

EBS

ブロックデバイスのストレージを提供するサービスです。HDDやSSDのディスクデバイスをクラウド上で利用します。
2025年1月時点で、EBSは最大 64TiBをサポートしています。2TiB以上のサイズを使用するには、パーティションテーブルの形式をMBRではなくGPTにする必要があります。

MBRとGPT

ストレージのパーティション形式には、古くからあるMBR (Master Boot Record)と、新しいGPT(GUID Partition Table)とがあります。
MBRとGPTの主な違いは次の通りです。

  • パーティション数
    MBRが最大4つのプライマリパーティションまで(拡張パーティションでさらに多くのパーティションを保持)となるのに対して、GPTはパーティション数は無制限(OSにより例えば128までの制限などがある)となります。
  • パーティションの最大サイズ
    MBRは、512byteセクタの場合最大2TB、4KByteセクタの場合最大16TBとなります。(パーティションのセクタ数が32bitで表現されるため)
    GPTは、512byteセクタの場合最大8EB(エクサバイト: 1024 * 1024 TB)となります。
  • ブート可能なマシン
    MBRで管理されるストレージはBIOSからのブートが可能ですが、GPTで管理されるストレージはBIOSから起動できず、UEFIからのブートのみ可能です。

EC2とGPT

EC2のブートモードがlegacy-biosの場合、MBRのEBSが利用可能。GPTのEBSを使用するには、ブートモードをuefi-preferedに設定する必要がある模様。

EFS

NFSファイルシステムのストレージを提供します。NFSプロトコル v4.0および4.1に対応します。
複数のEC2から同一ファイルシステムにアクセス可能です。
同一リージョンであれば異なるAZからアクセス可能です。
複数のAZ(3つ以上)にまたがって冗長性を持ちます。

EFSの種類

  • EFS Standard, Standard-IA
    1つ以上のAZが利用できなくなった場合でも継続してデータの利用を可能とします。Standard-IAは、あまり頻繁にアクセスしないファイルを収容する用途でコストを下げて提供します。
  • EFS One Zone, One Zone-IA
    単一のAZ内でデータの利用を可能とします。AZの障害によりデータが損失する可能性があります。そこで AWS Backupで別のAZにバックアップする等の対策が取りえます。
EFS種類 Durability Availability note
Standars 99.999999999% 99.99%
One Zone 99.999999999% 99.9 % AZの損壊によりデータ損失あり

S3

バックアップ

h3 AWS Backup

EFSは、AWS Backupによりバックアップと復元ができます。

参考資料

30分で理解するAWSストレージサービスの全体像


3ヶ月前に更新